コーラス録音前半終了

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二日間のコーラス録音が終了しました。一日目はアルトとテノール一人ずつの合計二人。二日目はテノール一人、ソプラノ三人、合計四人の録音です。

今回の収録で、ソプラノパートの録音が全て終わりました。素敵な仕上がりです。一人が一本筋を通し、一人が華を添え、一人が全体を包み込む感じで、役割分担がうまくいっている気がします。

西島さんの楽曲を知る方なら、氏の譜面の難易度の高さは、きっと想像に難くないでしょう。最初はどうなるか正直心配な点もあったのですが、コーラス隊のポテンシャルの高さに救われています。全員、コーラス経験が10年以上のベテランです。それでも、かなり難しかったと思います。本当にお疲れ様でした。特に一日目は雪の影響で、足元の悪い中スタジオに来るまでも大変だったと思います。片道3時間以上かけて来て頂いた方もいました。何が何でも良い作品に仕上げなければなりませんね!

今日の麗しき女性三人の録音に、セバスチャンさんのテンションも良い感じになっていたなあと思います。いつもの3割増くらいでしょうか。来週末の二日間でコーラスの録音が全て終了する予定です。うまくいくと良いな。走り続けます。

声が入ると、いよいよ楽曲に命が吹き込まれている感じがしますね。作品全体の完成形が少しずつ見えてきています。どんなものに仕上がるかは全く想像できませんが、きっと、面白いものになるだろう確信があります。

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3Dの音楽

楽曲の方向性も定まり、コーラス隊用の楽譜の準備も出来ました。ここで制作も一区切り。スタッフの底力に感謝です。これより、歌唱の録音に向けて再スタートです。まだまだ道は続きます。

現時点で、最も難航したのは、一曲目の楽曲の方向性だったのではないかなと思います。西島さんは、大変悩まれていました。昨年の5月、今回の企画を初めて西島さんに持っていった時、「自分のアルバムというものが無いので、自分のアルバムを作りたい」という言葉を頂いたのを今でも覚えています。これ以上ない言葉を頂き、嬉しくもあり、同時にプレッシャーも強く感じました。

西島さんへのリテイクの基準は、あくまで西島さんが本当に納得するかどうかでした。西島さんが、それを「自分のアルバム」と言うに足るものかどうか。何度もスカイプで、時には都内で対面しながら、話し合いました。

当初はリテイクを出すつもりはありませんでした。頼んだ時点で、仕事の半分は終わり、そこから生まれたものについては、責任をどこまでも持とう。そう考えていました。ここ最近は、そのように作ってきたし、そのスタンスを、一つの成熟という様に自身の中で捉えていました。アーティストを信じるとは、そういう事なのだ、と。しかし、西島さんと向き合うにつれ、自分のスタンスを崩す事になりました。恐らく、本気で相手に向き合えば、自分も変わるしかない、という事なのかもしれません。僕はもっと自分を信じてくれる人を信じるべきであったし、それを可能にさせたのは、他ならぬ西島さんでした。

音楽もおそらく同じで、真剣に向き合えば、更新されてしまうものなのだと思います。西島さんは、音楽に対してどこまでも真剣でした。結果、誇張抜きに、開始3秒で西島さんの世界が十分に伝わるものが出来ました。西島さんの本気です。2Dの映像しか見ていなかった人が、3Dの映像に初めて出会った時のような感動がありました。氏独自の立体的な音像は、まさに3Dの音楽です。この感動を、早く多くの方と分かち合いたいです。